大変長い間お休みさせて戴きました。例によって、体調を崩したのか?とか活動止めたのか?といったお問合せを多々頂戴しましたが、体調は崩していません。活動も続けています。単に、本業その他でバタバタしていたのに加え、大好きな夏ということでしっかり遊び回っていたために報告書に手を付けていなかっただけです。m(__)m 第41弾、すっかり遅くなりましたがこれからご報告させて戴きますね。また長ったらしくなるでしょうから、お手元に飲み物とお菓子でも置いて戴いたほうが宜しいかと存じます。(笑)
第41弾はどうしても「夏祭り」をしたい、という私の勝手な希望で、足掛け4年のお付き合いを戴いている岩手県大船渡市の学童保育所、「にこにこ浜っ子クラブ」さんに受け入れをお願いしました。昨年も台風だったかの影響で天候が思わしくなく、開催も危ぶまれたものの何とか持ちこたえてくれて宮城の名取市の愛島東部仮設住宅で夏まつりを開催したことを思い出し、今年も天気は何とかなるだろう、とタカをくくって7月の半ばから準備を始めた次第です。今回は先方のご都合で7月25日(土)に開催日が決定しました。更に今回はあの「笑顔バス」さんもわざわざ日程調整をして戴き、またもやコラボしてもらえることになりました。ところが、最近物忘れが以前にも増して多くなってきた私、24日と26日に中学校の楽器輸送を引き受けていたことをすっかり忘れていました。然し乍ら、浜っ子の皆さんの顔や笑顔バスさんのことを考えれば今更日程の変更など出来るはずがありません。辿り着いた結論が「0泊3日」の強行軍でした。たまたま参加者の中に26日に予定がある方も何人かいたため、恐らく参加者はいないだろうと思っていたにも関わらず、当方から8人、途中参加が2名、現地参加が2名となり、4トン車とマイクロバスで出発しました。
この時期は天気も不安定なことが多く、2週間ほど前には晴れだった予報が段々と悪くなり、出発当日は何とか日差しがあったものの、イベント資材を積み込んだ頃から徐々に大雨の予報が入って来ました。写真の通り、出発前は青空も見えていたんですよ。
今回のメンバーは桑名市のTさん、津市のKさんは2度目の参加、亀山市のKさん、Mr.かき氷を自他共に認めるH君、当社からはN君と料理長Mさん、7月から当社社員となったT君、途中から合流したのが雨女として名を馳せているN先生と千葉のTさん。そして、綿菓子を作るためにはるばる福井からH社長親子が現地まで駆け付けてくれました。久し振りに参加してくれたN先生の顔を見られたのは何よりですが、これで天気は期待出来ないな、と半ば諦めムードがあったのも事実です。それでも子供さんたちの笑顔だけを楽しみに、一路大船渡を目指しました。
夜も明け、陸前高田ではかなりの大雨でバスから外に出ることも躊躇われるほどでした。あの巨大なベルトコンベアも雨に煙って見辛い状況です。
午前9時前に無事大船渡へ到着。今回の会場となったのは以前学童保育所として使っていた「佐野契約会館」です。ここは過去に何度かイベントをした場所でもあり、使い勝手も十分知っていた場所なので助かりました。駐車場には既に到着していた笑顔バスが今や遅し、と待ち構えてくれていました。Yさんと久しぶりの握手を交わし、すぐに設営にとりかかります。流石に回数をこなす毎にスタッフの動きもスムーズで、大まかな指示・確認をしたらあとは黙っていても作業を進めてくれます。その様子を見ながら、今回は室内の飾りも行いました。この夏まつりに合わせて、あの福岡の「NTS48」のメンバーさんが福岡から手作りの飾りを送ってくれていたんです。本当はトラックをステージにしてその中に華々しく飾り付けるつもりだったんですが流石に雨には勝てず、室内を使わせて戴くことになったんです。写真では判り辛いんですが、本当に心の籠った飾りのお陰で祭りに花を添えて戴きました。NTS48さんからは後から報告する「菓子撒き」に使わせて戴いた、小袋に詰めたキャンディを200袋、しかも全てに折り鶴が入ったものもご提供いただきました。
儚い期待も木っ端微塵になったような雨の中、Yさんのご協力も戴いてひたすら設営にとりかかります。今回はこの浜っ子さん一ヶ所だけなので、あれもこれもと考えている内に結構な内容となってしまいました。定番となった「ゆらゆらコイン」、「ヨーヨー釣り」、「金魚すくい」、「カップイン(射的)」といったゲームコーナー、振る舞いでは焼きハマグリ、綿菓子、かき氷、茹でトウモロコシに加えて料理長Mさんによる三重の郷土料理「てこね寿司」と夏の定番「流しそうめん」。。更に室内ではプラレールやボールプールまで店開きするという、相変わらずスタッフの人数を全く考えない暴挙に走ってしまいました。これにクラウン(ピエロ)さんによるパフォーマンスが更に加わるんですから準備も大変です。それでもスタッフ全員が夏まつりを盛り上げよう、子供さんたちを喜ばせようとの想いで、誰一人文句も言いません。(影ではどうだか判りませんが・・・(^-^; )
以下、設営のスナップ写真です。
外回りの設営がある程度出来て来た頃、子供さんたちを迎えに行ったマイクロバスが帰ってきました。見覚えのある子、覚えてくれていた子、初めて見る子と次々に賑やかに降りて来ます。設営の物々しい雰囲気に圧倒(?)されながら、先ずは予定通りクラウンさんのパフォーマンスで開会です。
それでは、これから暫く写真で当日の様子をご覧ください。
大雑把ですが、生憎の天候にも関わらず、昼過ぎまでこんな雰囲気で子供さんたちも、先生も我々スタッフもかなり楽しみました。当初の打ち合わせの段階で「てこね寿司」を作ることは申し入れていたんですが、寿司の苦手な子供さんは弁当を持ってきてもらっていました。それでも「美味しい!これなら食べられるよ~!」と言ってお替わりまでする子も続出。Mさんのしてやったり、と言わんばかりの笑顔が印象的でした。H君も縁台に陣取った女の子たちにまるで「わんこそば」かっ!とツッコミを入れたくなるほど焼いては皿に乗せ、という作業をこなしています。そうこうしているうちに流しそうめんの準備が始まりました。実は発災直後の7月に行った夏まつりでは水道水があまり良くなく、断念したという経緯があり、今回は何としてでも流しそうめんは実行したいアイテムの一つでした。直前に四日市大学さんのご協力で見事な青竹を頂戴したので子供たちにはかなり喜ばれました。
そしてもう一つのメインイベントが残っていました。そうです、知る人ぞ知る「ウォーターバトル」です。「あすなろ」としては毎年この時期には何処かしらで行っているんですが、浜っ子さんでは2回目かな? これも事前に「水着又は着替えの準備を」とお願いしていたんですが、どうやら先生からは水着着用を徹底されていたのか、我々が準備している間に全員が水着に着替え、中には自宅から「マイ水鉄砲」まで持参してくる子、ゴーグルを用意している子と、相当入れ込んでいるのがビシビシ伝わって来ます。それに怖気づいたのか、我がスタッフから参戦してくれる者を募っても自ら名乗りを上げる者がいません。子供たちは今か今かと水鉄砲を持ってこちらの様子を窺っています。結局、N君、K君、T君を指名し、無茶ぶりながら笑顔バスのYさんとクラウンさんにも協力を要請し、その手前自分だけ高見の見物という訳にはいかないので(本当は誰を差し置いても参戦するつもりだった)私の計6名で戦場入りとなりました。
ご覧戴いているように、子供たちには小さい水鉄砲、大人は年齢のハンデがあるのと少人数という口実で大型の水鉄砲でバトル開始です。N先生曰く、「50歳過ぎてこんなに大人げない人は見たことない」とのことで、その根拠となった写真がこれです。
Yさんは昨年の愛島東部仮設住宅でのバトルを見られていたからか、着替えも持参され、我々のご無理にも快くお付き合い戴きました。気の毒なのはクラウンさん。まさかこんな展開になるとは思ってもいなかったでしょうが、それでもサービス精神満開で、子供たちの笑いを取りながら目一杯走り回ってくれました。Yさん、クラウンさん、この場を借りて改めて御礼申し上げます。バトルの様子は以下の通り。なぜかT君だけは丸腰で、子供たちの集中砲火、いや放水を全身で受け止めていました。
傍から様子を見ていた通行人からはどんな風に思われていたかが気になる所ですが、自分たち(大人)が一緒になって騒いであげると子供さんたち、本当に嬉しそうにしてくれます。逆に、自分たちが楽しくなければこちらの想いも届かないんじゃないかと思うんです。以前から公言している通り、もはや「支援」とか「ボランティア」などという気持ちは全くありません。いかにして限られた時間を現地の人たちと楽しく過ごせるか、それしか無いんです。5月の釜石でもイベントより現地の顔馴染みの皆さんに会えることが何よりの楽しみでしたし、参加者(スタッフ)の交流がこのような機会がある毎に深まっていきます。その時々で交わした会話の中で、「次は何しよう?」とか、「こんなものがあれば欲しいな」という声をいかにして収集するかが次の活動に繋がるんです。その中で、自分たちが出来ることを続けていくことが今の自分たちに求められているんだと思っています。この元気な子供たちの中には未だ仮設住宅で暮らしている子もいます。学校が終わって、学童に来ることが何より楽しい、と話してくれた子もいました。ここには50名以上の子供さんが通って来ます。色んなボランティアグループや個人の支援者もここを訪れ、子供たちと一緒に遊んだりします。4年半経ってもまだまだ先の見えない現実の中、ほんの僅かな時間でもこうして温かく迎え入れてもらい、一緒に笑顔になれる。それが嬉しくて続けていられるんだと思います。もちろん、参加してくれるスタッフには感謝していますが、それ以上に活動を支えてくれる全国の協力者があってこそだと思います。何も言わなくても活動の度に協力金を振り込んで戴く方、イベント用にとおもちゃや物資を送って戴く方、出発前の手伝いに来てくれる方。毎回毎回、本当に大きな力に支えられていることを痛感し、そのご厚情に反するようなことはあってはならないと肝に銘じております。確かに、毎回活動が終わった後は反省することが多々あります。何もかも思い通りにやり遂げた、ということは残念ながらありません。それでも、帰ってから写真を見返すとそこには素晴らしい笑顔が残っています。それだけで「行って良かった」という気持ちになります。もちろん、その笑顔が見たくて行っているというフシもありますが、結局は自分たちが笑顔と元気をもらっているんだな、と思う今日この頃です。
まだまだ素晴らしい笑顔がありましたが、何せ頭数よりイベント内容が多いので写真を撮るヒマが無い、というのが実情です。どうか皆さんの想像力を如何なく発揮してご想像下さい。半日ではありましたが、かなり内容は濃かったと思います。
閉会前に福岡から送って戴いたキャンディを「菓子撒き」としてプレゼント。その中に「当たりクジ」を10個入れ、提供のあった洗剤などをプレゼントさせて戴きました。尚、ここにご提供戴いたプラレールやボールプール、ぬいぐるみや文具など全てお預けして来ましたことをご報告致します。ご提供者の皆様、本当にありがとうございました。m(__)m m(__)m m(__)m
最後になりましたが、今回お世話になりました浜っ子クラブのK先生はじめ職員の皆様、本当に大騒ぎさせて戴き有難うございました。
以上を持ちまして第41弾の活動報告とさせて戴きます。最後までお読み戴いて誠にありがとうございました。
尚、言い訳ではありますが今回パソコンをWindowsXPからWindows7に入れ替え、更に10にバージョンアップしたことで活動報告が大幅に遅れ、ブログの更新も出来ない状況でした。ブログを読んで戴いている方からはご心配の声を頂戴しましたが、ようやく使えるようになりましたので、今後も宜しければご覧下さい。ブログの更新はFacebookでもお知らせします。
この第41弾のあと8月5日に単独ではありますが四日市大学さんの「ボランティア交流会」(東松島市)に参加させて戴きましたので、「第42弾」として追ってご報告させて戴きます。