第33弾 活動“中止”報告

2月14日(金)、第33弾となる「あすなろ応援便」一行4名、午後7時半に大型トラックとワゴン車で出発しました。当日は三重県も早朝から雪でかなり交通も乱れていましたが、この時点では何とか行ける!と心は既に目的地である釜石市へ。今回は地元のNHKの取材で積込み時からカメラも入り、翌日釜石での活動も撮影される予定でした。

出発前、長野廻りで行こうかと思ったものの出発して早々に中央道から上信越道にかけて通行止めの一方が入り、これでは新潟へ向かっても磐越自動車道がダメだろうと東名高速に入り、順調に走っていたら静岡あたりで電光表示板が。「裾野ICから渋滞35km、通過に4時間」。この時点で午後10時半過ぎ。「東京まで6時間として、首都高速抜けるのに約1時間半、浦和から東北道で一関が約400kmだから5時間、気仙沼から45号を北上すれば・・・午後1時の開会には間に合うよな」などと脳天気にはなしていました。30数分後、その目論見は見事に裏切られ、東名高速どころか首都高速。中央道、関越道、東北道と徐々に通行止になったという情報が飛び込んできます。最悪、常磐道から磐越道で郡山へ抜けられるやん!」と考えていたら、その唯一の希望も消えてしまいました。完全に八方塞がりです。1時間、2時間・・・と時間だけが虚しく過ぎて行きます。雨は強いものの雪は降っておらず、この時はまさか20数台の車輌が道路を封鎖しているばどとは夢にも思っていませんでした。渋滞はいつしか40kmに伸びています。気持ちは焦るもののどうすることも出来ず、ひたすら情報収集と仮眠に努めます。FBを見ていると今回窓口となって戴く「絆 釜石」のNさんから現地の様子が次々にアップされます。開会が決まってから毎日のように会場となる駐車場の雪掻きをして戴き、地元のFM局や関係者を通じてイベントの告知も行って戴いていることを知っていただけに「引き返します」の一言が中々癒えず、結局朝を迎えてからスタッフと相談し、断腸の思いで中止の連絡をさせて戴きました。NHKの取材クルーも新幹線で東京には着いていたものの、東北新幹線が運転見合わせとのことで引き返しとなりました。「こんな状況だから仕方ない、帰路も気を付けて」、と温かいお言葉を戴き少しは肩の荷が下りたのですが、その後のFBの記事で釜石の勇人君が雪掻き参戦、栃木からはK社長がお嬢さんと一緒に片道12時間かけて到着、陸前高田からもⅠさん・Sさんが手伝いに来て戴いた事を知り、目頭が熱くなりました。今日は土曜日、明日なら天気も回復するんじゃないか、とまたしても変な希望が頭をもたげます。午後3時頃、乗用車なら路肩を抜けて富士川SAから出られるから、と3名に先に帰って貰う事にし、自分だけトラックと運命を共にするっ!と格好つけたまでは良かったのですが、一人になって冷静に考えるとこれから東北のほうが天候が荒れることに気付き、止まってから17時間後に漸く自分の逸る気持ちを抑えることになりました。こんなに長時間、愚痴も不平も言わず行動を共にしてくれたスタッフには本当に頭が下がります。誰一人引き返そうと言った者が居なかったことは皆様にご報告します。

釜石では我々の到着を楽しみにして戴いた住民の方もお越しになり、Nさんがお店の商品(絆 釜石さんはリサイクルショップも経営されています)を手渡して事情を説明してお帰り戴いたとも聞いております。勇人君、K社長は除雪した雪で「かまくら」まで作っていたと知りました。本当に温かい仲間です。こんな人達と知り合えたから、そしてまだお会いもしていないのに我々を迎えるために一晩中寝ずに待機して戴いたNさんのような方に知り合えるから活動が継続出来るんだと思います。ひと月もふた月もすればこんな辛い思いも笑い話になるんでしょうが、今回感じた皆さんの優しさは生涯忘れられない思い出にします。

今回も全国から寄せられた応援物資は大型車一杯になりました。一旦倉庫に戻し、改めてお届けします。再出発までまた少し時間が出来ましたので様子を見て物資の募集や参加者募集をさせて戴きます。今回は皆様のご期待・ご声援にお応え出来ませんでした事を心よりお詫び申し上げます。

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