第33弾 釜石便出発目前!

2月もあっという間に中旬となりました。先週末の大雪では各地で被害が出たりしましたが、皆様には何事も無かったことをお祈り申し上げます。これで一段落か、と思いきや今週末はまたしても天候が荒れるようで太平洋側は大雪か大雨という予報が出ています。最近の天気予報は本当に精度が向上したようで恐らくこの予報も当るんでしょうね。今週末・・・そうです、あすなろ応援便第33弾の活動日なんです。

2012年2月は釜石・鵜住居へ行き、数十年ぶりの大雪、という日でした。到着すら出来ないんじゃないかという中、釜石の佐々木君が会場となる仮設住宅で早朝から雪かきをしてくれました。次の仮設住宅では入口の坂道がトラックも上れないほどの積雪、その帰路では頼みの綱のチェーンも2セット切れてしまいましたっけ。

2013年2月は福島県二本松市の仮設住宅が会場でしたが道を間違え、峠の中で脱輪してレッカーを呼ぶ事態になりました。

そして今回、どんなドラマが待っているんでしょう? 普通の冷静な考えの持ち主であれば我慢して活動休止するんでしょうが、常々「雪が怖くて運送業やってられるか!」と言っている手前、ここで辞める訳には行きません。運送屋のパワーを知らしめよう、と尻込みする社員を半ば脅迫しながら決行です。

今回の目的地は釜石市片岸町の「絆 釜石 片岸店」様の駐車場です。急に訪問することが決まったにも関わらず、店主のN様が告知ポスターを掲示して戴いたり、FM局を通じて呼び掛けをして戴いたり、そのお知り合いの方が手描きのポスターを作って戴いたりしている様で、そんなに歓迎して戴けるのなら天候など構っていられません。ましてや今回は佐々木君や陸前高田のⅠさんも応援に駆け付けてくれます。こんなに心強いことはありません。連日Nさんも駐車場の雪かきをして戴いています。もし神様が見守ってくれているのなら土曜日の午後だけでも天気が良くなると信じています。

今回、物資配布と子どもさん向けのゲーム大会、炊き出しを行います。1週間ほど前に物資募集をしましたが、何せ急なお願いだったので正直手元にある物資だけを、と思っていました。ところが連日宅急便のお兄さんが荷物を持って来てくれます。荷札を見ると北海道、東京、埼玉、千葉、静岡、大分、など全国各地からです。貴重な消耗品や着物、日用品、アクセサリーなどなど、本当に有難い限りです。地元の運送屋仲間からもリンスや使い捨てマスクなど提供して戴きました。皆さん、本当にありがとうございます。更に、物資が間に合わないからと協力金を送って戴いた方もありました。また活動報告書でご迷惑にならないような形で御礼申し上げる所存ですが、その使い道はほぼ炊き出しの材料費に充当させて戴くつもりです。今回も焼きハマグリ、みたらしだんごという定番に加え、我が料理長が「豚汁作るわ!」の一言で1品追加。昨日、バレンタインの材料を買いに行くという娘に付き合って行ったドンキホーテでキョロキョロしていたら面白いものを発見。これはウケル!と即断して迷わず購入してしまいました。これが何かは報告書でのお楽しみ。まだ現地にも話していませんので悪しからず。これに協力金の一部を充当させて戴いたことは言うまでもありません。そんなこんなで今回の炊き出し(我々は振舞いコーナーと呼んでいますが)は計4品目となりました。

今日、NHK津放送局のT記者が来社されました。一時東北に駐在していた経験のある彼があすなろのことを知り、連絡をくれたのですが、今日初めて話をしたら明後日の出発の様子を取材に来られるとの事。その程度なら、と軽い気持ちでいたところ、なんとカメラが入るとのこと。しかも、土曜日には現地でも撮影したいとのことで,慌ててNさんに連絡した次第です。3年目という節目で特集番組を汲み、その中で4~5分ほどだそうです。全国放送では無いと思います。ただ、我々の活動をクローズアップするだけならお断り、活動を支えてくれる協力者・現地で奮闘している人たちにスポットを当ててもらえることを条件とさせて戴きました。失礼ながら、毎年3月11日に合わせて、その時だけ取り上げてもらうのは過去にもお断りした経緯があります。先日の中日新聞の記者さんも当方の意向を汲んでくれ、現地に照準を合わせた記事にしてくれました。確かに我々の活動は3年近く続けて来られました。しかし、それは全国のご支援・ご協力を戴ける支援者様があり、我々を受け入れて下さる現地の方があるからであり、どちらかが無くなればその時点であすなろの活動は終わります。未だ東北に想いを寄せて戴く方があり、それを必要とされる方がある限りはあすなろの活動を続けるつもりです。だからこそマスコミに取り上げて欲しいのが我々ではなく、その両者である、というのが本音です。特に現地で復興に向けて様々な努力をされている姿、これを紹介してもらうことが重要であると思っています。

昨日で震災から2年11ヶ月となりました。まだ仮設住宅での生活を強いられている方は何十万人もいるそうです。地域によっては仮設を出る際、汚れや破損の補修費用を数十万円も請求された、という話も聞きました。支給された電化製品も仮設を出る際に返却するように言われた、という話も聞きました。止むを得ず入居した欠陥だらけの仮設住宅で我慢を強いられ、ようやく出られると思ったら想定外の出費を強要される・・・そんな理不尽な事実もまだ殆ど知られていません。現地へ行って自分の目で見て、自分の耳で聞いて欲しい、それが真の実情を知る唯一無二の手段だと思います。今まであすなろに参加して戴いた全ての人が「思っていたことと違っていた」と話してくれます。とっくに復興していたと思っていた人もいました。復興・復旧の進んだことはマスコミに取り上げられます。しかし、現実はそうではないと言う事はなかなか表面には出て来ません。恐らく、またマスコミ各社がこぞって特集・特番を組むでしょうが、機会があれば是非現地へ行って見て下さい。報道では伝わらないものを感じると思います。

長々と書き連ねましたがお読み戴いて感謝申し上げます。こんな稚拙なブログでも必ずお読み戴いている方、楽しみにしているよ、と言って戴く方、そしてあすなろの活動をご友人などに紹介して下さる方がいらっしゃることに心から御礼申し上げますと共に、あすなろの活動をご理解・ご信頼して戴く皆様のためにも益々誠実に、そして真摯な気持ちでも皆様のご厚意を東北へお届けさせて戴きます。有難うございました。

カテゴリー: Blog パーマリンク