改めてお願いします。m(__)m

第26弾・第27弾の活動報告書はお読み戴きましたでしょうか。その中でもお伝えしましたが、訪れる先々で未だに布団や毛布、衣料品、食器類、日用雑貨などの希望が多く、2年以上経っているのに・・・という想いです。昨日、仕事で仙台へ行った帰りに来月イベントをさせて戴く宮城県亘理町の保育所へ伺い、打ち合わせのあと施設を案内して戴きました。以前、一度下見を兼ねて外からは見ていたんですが、ユニセフの支援で作られたこの園舎はログハウス風のお洒落な建物で、亘理町の3ヶ所の保育園が現在一緒に集まっている所です。丁度お邪魔した時は「お昼寝」の時間で、ガラス越しに無邪気な寝顔を見て、こんな立派な施設だからさぞかし毎日楽しいんだろうな、と思っていたんですが、園長先生に付いて園舎を見て回ると予想以上の問題だらけ、ということが解りました。ログハウス風ですので丸太や角材がふんだんに使われ、パッと見だけなら相当頑丈で耐震対策もされているように見受けられましたが、丸太には亀裂が走り、ウッドデッキの板は少し反っています。子供たちの部屋と隣接するトイレとの間には扉どころか目隠しすらありません。用を足している姿は丸見えで、当然排泄物の臭気も部屋へ流れてきます。安全対策のためかホールは大きなガラスで囲まれていますが、カーテンが1枚もありません。(カーテンレールすら無し) この時も日光が差し込んで眩しかったのか目を覚ました子供さんが何人かいました。少し肌寒さもあった日でこの状態なら、夏場はどうなることやら。ロフトもあって、子どもたちが遊べるはずがとてもそんな広さは無く、収納スペースに至っては高さが140cmしかないため、職員さんが中腰で奥のほうまで物を運ばなければならないという不便さ。タオルなどを干そうにも物干し竿を掛ける場所どころか庇すら無い始末。何よりも、収納スペースが殆ど無いのが一番の悩みだそうです。廊下に出された椅子や安全柵などもその都度出し入れしなくてはなりませんし、後からお金を出して棚などを取り付けたそうですが、やはり支援して戴いたから、と全てユニセフ側の仕切りであっても文句も言えない、と辛い心中をお聞かせ戴きました。ここは一度園庭の土を20~30cm削って除染し、その上に新たな砂を入れたそうですが強風でかなり吹き飛ばされてしまい、雨が降ったらぬかるんで暫くは外で遊べないそうです。見た目は立派でも、実際に使う立場で考えないと後々支障が出るんですよね。仮設住宅も同様で、一刻も早く建てなければ、という当時の状況は理解出来ても、もう少し使う立場での配慮があってもいいと痛感しました。下の写真はごく一部です。ウッドデッキの板はつまづくほど反っており、下に降りる階段(ステップ)は職員さんが廃材を利用して応急で作ってあります。

 

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大きなガラス戸。カーテンも無く、割れた時はかなり危険です。庇が無い園舎南側。ここで洗濯物が干せればスペースが有効活用出来ます。

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トイレと隣り合わせの保育室。音も臭いも筒抜けです。柱に入った亀裂。下まで伸びているので園児が指を挟まないようにダンボールで覆ってありました。

実は、ここが6月22日にイベントを行う場所です。もちろんイベント自体は子供さんや隣接する仮設住宅(約70世帯)、地域の皆さんに楽しんで戴けるよう出来る限りのことをするつもりですが、毎日園児が生活する場所の不具合を目の当たりにした以上、何もせずに、という訳には行きません。今回は大工さんも同行してくれる(予定)ので、現地で出来る補修は頼もうと思いますが、出来ればカーテン位は協力出来ないか、と思っています。全体を見てもかなりの枚数が必要だと感じました。また、ウッドデッキも子供が指を挟む隙間がありますので人工芝カーペットのような敷物などもあれば有難いと存じます。

改めて募集物資をブログで呼び掛けさせて戴きますが、何卒ご協力の程お願い申し上げます。

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